2020年
亀甲竜の種子に良く似た羽根状種子を付ける蔓性植物を発見した。
実はコイツは遥か前から毎年蔓を伸ばしていたのだが、見つけ次第除去していた。
この年たまたま種子が付くまで見過ごした為に発覚したのだ。
生物界には他人の空似ということが多々ある。
しかし素人目でも近縁種であることは容易に推察出来た。
「コレもしかして自然薯ではないだろうか?」
この時点で以下の自然薯の特徴を満たしていた。
- 羽根状の種子がつく
- 尖ったハート型の葉が対生する。
だが果たして自然薯が雑草の如く勝手に生えてくるものなのか?
2021年
コイツは毎年椿の木を伝い、人目につきにくい頂点付近にコッソリと葉を茂らす。
この年から発見しても敢えて見て見ぬフリで様子を伺う事にした。
そして自然薯の同定に大きく近づく特徴を確認した。
しかしここ迄の特徴を満たす他種が未だある。
2022年
蔓を支柱へ誘導して観察しやすいようにした。(笑)
いよいよ自然薯かどうかの最終判断をする事にした。
そして...自然薯の決定的な特徴を確認した。
説明は非常に難しいが、要は支柱を右肩上がりに登って行けば自然薯が確定する。
昨年までは椿に複雑に絡んでいて蔓の巻き方の判断が出来なかった。
しかしコレで自然薯の特徴を全て満たしたことになる。
Dioscorea japonica
学名:Dioscorea japonica
和名:ヤマノイモ、別名:自然薯
正真正銘の亀甲竜の親戚にして日本原産種である。
亀甲竜とは正反対の夏型の塊根植物で塊根部はご存知の通り自然薯であり食用になる。
判別は前述の特徴全てを満たしている事であり、一部の特徴を満たす食えない近縁種も多々ある。
恐らく羽根状種子が偶然我が家に飛んできて発芽したのだろう。
しかも記憶を辿れぬ程遥か昔から毎年蔓を伸ばし、見つけ次第除去されていた。(笑)
コレからは支柱へ誘導し思いのままに葉を茂らせてあげようと思う。
勿論塊根部を収穫する気は毛頭ない。
塊根植物(Dioscorea)の栽培ということで。
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