亀甲竜軍団をダメ元で植え替えることにした。
室内にて越冬中に期せずして全ての鉢の地上部が枯れてしまったアフリカ亀甲竜たち。
SNSで他の栽培者の状況を見ても未だ休眠期には早すぎる。
コレは枯死してしまった可能性が高いと覚悟して、ダメ元で鉢増しすることにした。
目次
1月初旬から枯れ始めた

1月初旬頃から一鉢ごとに葉が黄色く変色し始め、7号を最後に全て葉を落としてしまった。
明らかに休眠期には未だ早いし、これは非常にマズい状況だと覚悟した。
このまま様子を見るか、俄かに信じがたいが休眠期と信じて植え替えの好機と見るか...
予想される枯れた原因
幾つか枯れた原因が思い当たる。
- 水を渋り過ぎた
室内越冬中の他の熱帯果樹の水遣りタイミングと同じくかなり水遣り回数を渋って冬季体勢になってしまった。
冬型のアフリカ亀甲竜の場合は冬季が最盛期なので、もっと水遣りを頻繁にすべきだったか? - 室内へ取り込む前にダントツ水溶剤を噴霧した
鉢植えの土から発生する羽虫の防止のため、ダントツ水溶剤(2000倍希釈)を毎年噴霧している。
実は噴霧回数を減らすために今年は2倍の1000倍希釈にしてしまった。
コレが塊根植物にはマズかったのか? - 窓辺で冷気に当たった
少しでも明るい場所が良かろうと一番窓辺に置いていた。
やはり窓辺は冷気の影響があったのだろうか? - 夜間も暖房を点け放しにした
室温が下がり過ぎないように、今年は夜間もヒーターを20℃設定で点け放しにした。
もしかすると、コレでリズムが狂って休眠してしまったのか?
植え替えついでに鉢増ししてしまえ!
地上部が枯れてしまってから既に2ヶ月以上が経った。
正直なところ、自分の中では枯死7割、休眠3割の確率だと思っている。
最終的に全部の鉢が葉を落とした事をどう分析するかによると思う。
枯死の確率を多く見積もっている理由はひとえにこの時期に他に枯死している情報が全く無いから。
それでもどうしても諦めがつかないので、ヤケクソで鉢から出して塊根部の状態を見てみようと思った。
万一未だイケそうな場合に備えて、鉢増し用の鉢を準備することにした。
まさにダメ元の捨て身の戦略だ。(笑)

塊根部の様子

亀甲竜1号
今まで一番成長の良かった1号は塊根部も非常に良く成長していた。
というか、4号鉢ではさぞや窮屈だったろうと可哀想になる程。
そしてしっかりした毛根部も残っており、コレは未だ生きていると確信した。
亀甲竜の塊根部を見るのは初めてだが、単なるまん丸の球体ではなく、下部は蛸足のように枝分かれしているんだね。
確かにこの形状だと、下部に水分が溜まって蒸れやすいのも頷ける。
早速6号鉢に植え付けて様子を見ることにした。
亀甲竜2号
2号も成長の良い個体である。
1号同様に塊根部はとても大きく成長しており、毛根部も未だ生きている様子だった。
本当に4号のスリット鉢では完全に根が行き詰まっており、もっと早く鉢増ししてやるべきだったと反省しきりである。


亀甲竜3号
塊根部の形がやや歪な3号。
1号、2号に比べると塊根部がやや小さく縦長な感じだ。
しかし毛根部はしっかり残っており、コイツも復活が期待出来る。
亀甲竜4号
ここら辺からやや状態が怪しくなってきた。
1〜3号に比べると塊根部はそこそこあるのだが、毛根部が心許ない。
根鉢部分を崩すと細根ごとボロボロと落ちてしまった。
それでも未だ生きていそうな毛根は残っており、諦めてはいない。


亀甲竜5号
塊根部は意外とデカい。
3号に似た縦長の形状で、毛根部はなんとか生きていそうなカンジ。
一体この個体毎の成長の差はどこからきているのだろうか。
因みに、塊根部の成長を優先して地中に埋めているので、亀裂は未だ殆どない。
亀甲竜6号
塊根部はそこそこ大きのだが、毛根が少なくコイツは一寸心配だ。
根鉢部分を崩すと根が無くなってしまいそうで怖いので崩さずに植え替えた。


亀甲竜7号
さあ、そして問題児である7号だ。(笑)
開墾部が...余り発達しておらずその分その下の蛸足部分が目立つ形状だ。
コイツはいつも休眠も休眠明けも他の個体とはタイミングがズレており、唯我独尊タイプ。
毛根も余り見られず一番心配な状態だと思われる。
どうか脱落者なく全員目覚めて欲しい。
植え替え完了

じゃ〜ん‼️
そして決死の植え替えは完了した。
復活するのか半信半疑だったので支柱を立てるのは止めた。
動きがあってから対応することにした。
播種から撮影日まで:1233日
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