【3439日目】9年目の植え直し

ジャボチカバ・ブランカ
水捌けが異常に悪く矢鱈に鉢の重たいジャボチカバ・ブランカ
最後の鉢増しから8年以上放ったらかしだったフトモモ科の熱帯果樹であるジャボチカバ・ブランカの植え直しを遂に敢行した。
何故かこの鉢だけ矢鱈に重たく、排水性も極めて悪かった。
いつの頃からか樹勢がなくなり、徐々に葉数も減ってきた。
恐らく根詰まりしてしまっているか、或いはネキリムシに蝕まれているに違いない。
本来ならばここまで調子を落とす前に対策すべきであったが、中々実行に移せなかった。
果樹の鉢植えの場合、定期的に一回り大きい鉢へ鉢増しするのが定石だが、樹高が育ってないので、同じ鉢に植え直す事にした。

目次

ジャボチカバ・ブランカの元気がない

いつの頃からか、兎に角元気が無い。
上部の枝に葉が付かなくなり禿げ山状態になりつつある。
上部の枝まで水分や栄養分を上げられない何か原因があるに違いない。
まあ普通に考えれば「根」に問題があることは容易に想像がつく。

兎に角水捌けが悪い、何かが詰まっている。
兎に角鉢が重い、何かが詰まっている。(笑)

そして遂に重い腰を上げることにした。

鉢増しではなく植え直し

鉢植えの果樹の場合、成長に応じて徐々に大きな鉢へ鉢増しするのが定石である。
しかし現状でも樹高に対して十分に大きな鉢であるため、今回は同じ鉢へ植え直しをすることにした。
兎に角一度は地の中の状態を知りたい。
その一心だった。

恐ろしい根鉢になってた

鉢から取り出して愕然とした。

予想通り酷い根鉢を形成して鉢底の穴を完全に塞いでいた。
更に赤玉土が完全に崩れて泥化しており、通気性が悪くなった為か鉢の中域には根が殆ど見られなかった。
辛うじて鉢底から出られた一本の根が鉢底の外で更に根鉢を形成してそこだけで呼吸をしていた様なのだ。

これではマトモな成長は望むべくもない。

そこで根鉢を崩すだけではなく、根の周りの土も殆ど落とす事にした。
決して根鉢を毟り取った訳ではないのだが、細根は取れてしまった。
恐らく通気が悪くて死んでしまっていたのだろう。
結果として地上部からは考えられない程貧弱な地下部が残った。

更にトドメに鉢の外に出て2重の根鉢になっていた部分は切除した。
結構太い根であったが、鉢底を壊さずに取り出す術がなかったからだ。

この先の成長がちょっと心配ではある。

土を奮発した

現状では赤玉土が崩れて泥化している事を問題視した。
そこで赤玉土の比率の低い水捌けの良い土にする事にした。
いつもならホームセンターで売られている安い果樹の土を使うのだが、今回だけは奮発してコイツを購入した。

HYPONeX「果樹・花木用培養土」

天下のハイポネックス様である。(笑)
何故か昔からハイテク企業のイメージを勝手に持っている。(笑)

主な配合原料名:ピートモス、植物性パーク堆肥、赤玉土、軽石など
そしてマグアンプKとパイポネックスも配合されている。

今までの水捌けの悪さが一気に改善され、水遣りした瞬間に鉢の下から水が流れ出てくる。
ただし水持ちも極めて悪いのは玉に瑕か。

まあ水遣りさえ怠らなければ、根の発育は期待できそうである。

植え直し完了

ご覧の通りかなり植物性バーク堆肥が目立っている。
何よりも鉢が恐ろしく軽い。(笑)

兎に角水枯れだけには気をつけて大切に見守っていきたい。

播種(推定日)から撮影日まで:3439日

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