鰹節

鰹を「煮熟→乾燥→焙乾→カビ付け→乾燥」させて作る鰹節。
その究極の完成形である本枯節は江戸時代に考案されたと言われている。
極めて高い保存性と凝縮された旨味が特徴の高機能性食品の完成である。

豊富なアミノ酸、ビタミン、ミネラル、を含み高タンパク。
何よりも血中のコレステロールを下げたり血圧を正常に保ったりする働きのあるタウリンも含まれていることが嬉しい。
現在のところ自分の健康状態で唯一懸念されるのはコレステロールと高血圧なのだ。
もう食うしかない。(笑)


カツオブシコウジカビという優良カビ

江戸時代に完成形を迎えた鰹節の最終仕上げがカビ付けによる乾燥だ。
だから開封直後の本枯節の表面には白くカビが付いている。
カビと言っても毒素を産生しない優良カビらしく、それは丁度ブルーチーズの様なカンジなのだろう。
使う前に適当に布巾で拭いてカビを落として使うらしい。


子供の頃を思い出す鰹節削り

子供の頃、味噌汁の出汁取りのために鰹節を削るのは子供の役目だった。
引き出しの付いた鰹節削り器で良く削ったものだ。

削り節が粉にならず長く繋がる為には繊維の方向を考えなくてはならない。
写真の様に引いて削るのなら頭側を自分に向けて削ることになる。
いかに長く削れるかを兄弟で競って楽しんだ覚えがある。


鰹節削り器にも拘ってみた

大人になって自分でも削り器を買おうとした時、子供の頃見た引き出しの付いたオーソドックなものを買おうとしていた。
しかし、折角買うなら一生モノを買ってやろうと思いAmazonで調べてコイツを見つけた。
台屋という会社の、筐体(鉋台)はウォールナット製のお洒落な逸品である。
ただしギネス認定の世界一硬い食材を擦り付ける鉋は樫製となっている。
構造上引き出しは無く、鉋の下に鰹節は入れられない。
でも実は鰹節の保存は冷蔵庫の野菜室に入れるのが良いらしいので削り器に入る必要はない。

これだけで終わらないのがぱっぱちゃんである。
折角一生モノなのだから、手入れも本格的にやりたくなった。
ウォールナット製なのだから食用ウォールナットオイルを塗ってやろうと思いついた。(笑)
我ながら馬鹿な思い付きだが、結構塩梅が宜しいようだ。
とても自然な艶が出るし、適度にオイルを吸って全くベタベタしない。
まあ別に手入れなんかしなくても良い質感の製品に仕上がっているが。


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