R2
スバルの超意欲作にして軽自動車からの撤退にトドメを刺した問題作
はっきり言うけど後にも先にもこんな凄い軽自動車は2度と現れないよ
軽だからという一切の妥協を棄てて小型車基準で創られた化け物
SUBARU R2 R i-CVT
R2の基本知識
- プレオの後継として2003年に発売された。
- VIVIOと同じく1代限りでステラへとバトンタッチした。
- エンジンはNaとスーパーチャージャーの2本立てで、Naには新開発の可変バルブ機構を採用した16バルブDOHCもラインナップ。
- ワゴンRに代表されるトールサイズ軽一辺倒の時代にあえてローボディを採用。
- デザインは当時スバルのチーフデザイナーだった、あのアルファロメオも手がけたアンドレアス・ザパティナス氏‼️
- 航空機をモチーフにした「スプレッドウィンググリル」を採用した超個性的なデザインは賛否両論を生んだ。
R2の良い点
ボディデザイン
- 個性的なフロントマスク
あのアルファロメオにも引けを取らない、というかまんまアルファロメオ・ミニと呼びたい。 - 塊感の強いワンモーションフォルム
ボンネットからフロンスクリーンまで完璧な一直線って凄くない❓しかも普通のセダン高で。 - 絞り込みや張り出しで抑揚のあるリアデザイン
最初カボチャの馬車みたいで好きじゃなかったけど、今では大好きになった。 - モール一体デザインのドアハンドル
初代アルシオーネのドアハンドルフラップ以来の超拘りデザイン‼️
シンプルで高級感あるインテリア
- 正にシンプル・イズ・ベストなインテリア
- 水平基調の一貫性のあるデザインは高級感がある
- アイボリーとオフブラックの2種類の内装色は選択可能
- バイザーミラーは連動ランプ付きで舞踏会へも安心(笑)
- フロントスピーカーがドアではなくダッシュボード上なのはスバル軽の伝統にして美点
- 非常に座りやすく長時間でも疲れない優れたシート
静かで力強いエンジン
- 新開発の4気筒DOHCエンジンはAVCS(可燃バルブタイミング)や電子制御スロットルの採用で低回転から粘り強くしかも高回転まで澱みなく回る
- 4気筒ならではの低振動で高級感あるエンジン音
- 可変バルタイを低回転時のトルク増強に使うという逆転の発想が素敵
実際4気筒の弱点と言われるトルク不足を見事に解消している。 - 多分コレとんでもない開発費がかかってると思う
それなのにR2のRのみにしか採用されなかった不運のエンジンは熟勿体ない。
軽の概念を覆す高性能シャーシ
- R2の何が軽離れしてるって、そりゃあシャーシ性能に尽きる
経験上疲労なく乗れる距離感をざっくり言うと…- スズキ、ダイハツ車:200km
- ホンダ、スバル車:400km
- VIVIO:500km
- R2:2,000km(笑)
- とにかくシャーシ性能がハチャメチャに凄い
ただ単に直進安定性が良いんじゃなくて、車の全挙動がしっかりしているので全く疲れない。
完璧の域に達したi-CVT
- 兎に角制御が緻密にして完璧
エンジン特性さえもCVTに最適化されているから本当に人馬一体となって操れる。
アクセル開度のセンシング精度が高いのでドライバーの意図を忠実に反映してくれる。 - 凄く静か
初期のCVTにあったシューンっていう高周波音はない。
エンジン回転数の一番美味しいトコを使うので静か。